【転職】するときの4つのパターンの「難易度」を知ろう

こんにちは、女性のキャリア・マネジメントをサポートする「キャリマネ」運営者のミキです。
今回は、『転職の4つのパターン』における「難易度」についてお話したいと思います。

転職には、次の4つのパターンがあります。

転職するときには、「今回の自分の転職は、どのパターンに当てはまるのか」を認識しておくと、転職に必要な活動期間や準備するべきことが見えてくると思います。

4つの転職パターン

  • 「同業種」+「同職種」への転職
  • 「同業種」+「異職種」への転職
  • 「異業種」+「同職種」への転職
  • 「異業種」+「異職種」への転職

同業種、同職種への転(難易度★)

業種や職種は変えず、「職場」だけを変える転職パターンです。
4つの中では、最もハードルが低く、転職しやすいのが、同業種・同職種での転職です。

例えば、大手人材業界の営業職の人が、同じ人材業界のベンチャー企業の営業職として転職する場合が、この転職パターンに当てはまります。

同じ業種、職種でも、「会社」が変われば働く環境も、与えられる役割も、得られる知識や経験も変わります。

仕事そのものは好きだけれど、今の職場に慣れてしまいマンネリ化した状態の人が、より自分を成長させたい、新しい環境で異なる経験を積みたい、という目的で転職する場合は、この「同業種&同業界」で転職先を選ぶとよいです。

異業界、同職種への転職(難易度★★)

「職種」は変えずに、「業界」だけを変える転職パターンです。
4つの中では、2番目にハードルが低く、転職しやすいのが「同じ職種」での転職です。

例えば、今後は縮小傾向にある「業界」の人事職の人が、これから拡大傾向にある「業界」へ、同じ人事職で転職する場合が、これに当てはまります。

業界は違っても、その仕事に必要となる基本スキルや考え方は同じなので、転職の難易度はそれほど高くありません。

転職がしやすいというだけでなく、「個人の市場価値」を高める手段としてもオススメなのが、このパターンです。
1つの業界だけでなく、複数の業界で同じ職種を経験することで、転職未経験者よりも市場価値が高まります。

今の仕事で自分の市場価値をより高めたい、複数の業界を経験し仕事をより極めたいという目的で転職する場合は、この「異業界&同職種」で転職先を選ぶとよいです。

同業種、異職種への転職(難易度★★★)

「業界」は変えず、「職種」だけを変える転職パターンです。
4つの中では、ややハードルが高いのが「同業種・異なる職種」転職になります。

例えば、IT業界の「営業職」の人が、同じIT業界の「広報職」に転職する場合が、これに当てはまります。

同じ「業種」であっても、まったく未経験の「職種」で転職するのは、容易ではありません。
ただし、明確な目的や熱意のある20代であれば、ポテンシャルを見込んで採用される可能性は十分あります。

また、今の「職種」と親和性の高い「職種」であれば、採用されやすくなります。例えば、営業職から広報職、人事職から広報職など、業務内容が近いこともあり、未経験でも採用に至るケースはあるようです。

今の仕事に飽きてしまった、やり切った感がある、違う仕事に興味がでてきた、という人が、新たな職種に挑戦することを目的に転職する場合は、この「同業種&異業種」のパターンがオススメです。

そのとき、まずは今の職場で希望する職種へ異動できないかを相談し、どうしても実現が難しい場合には、最終の手段として転職を選択するとよいです。

異業種、異職種への転職(難易度★★★★)

最後の4つめは、「業種」も「職種」も変える転職パターンです。
4つの中で、最もハードルが高いのが、異なる業種・異なる職種での転職です。

例えば、医療業界の看護師さんが、IT業界のマーケティング職を希望する場合が、これに当てはまります。

年齢が若い場合や、常に人で不足の業種であれば、ポテンシャルを期待して採用される可能性もありますが、年齢が上がるにつれ、この転職パターンでの採用はかなり厳しくなります。

未経験業種、未経験職種で転職を希望するのであれば、それなりの覚悟と意欲を見せることが大切です。例えば、その仕事に活かせる資格を取得し「本気度」を見せるなども、有効に働くかもしれません。

また、転職はせず、副業で「なりたい未経験職種」を実現するのも1つの方法です。

以上、今回は「4つの転職パターン」の難易度についてご紹介しました。

この記事が、皆さんの転職活動のヒントになればうれしいです。

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