【女性のキャリア】正解は1つじゃない。今の価値観で選べばOK!

女性のキャリアの考え方について質問です。
女性のキャリアは、どう考えたらよいのでしょうか

今回は、このような質問に答えてみます。

・女性のキャリアの考え方を左右するもの
・女性のキャリア構築における典型ていきな「4つの型」
・女性のキャリアにおすすめの本「ベスト3」

「女性のキャリア」の考え方については、時代とともに常に変化しています。

今回は、女性のキャリアに関する考え方の変化や具体的な選択肢と選び方などをご紹介します。

これまでキャリアコンサルタントとして学んだ「キャリア理論」や、目にした多くのキャリア関連の本、実際に私が目にしてきた女性たちのキャリアをもとに、私の考えをまとめてみました。

女性のキャリアについて、どのように考えたらいいのか迷っている人は参考にしてみてください。

女性のキャリアの考え方は、常に変化している

まず、女性に限らず「自分のキャリア」について考えるときに大事なことは、

「生き方、働き方は、自分の力だけでは、コントロールできない」

ということです。

例えば、

・社会の変化、環境の変化、組織の変化
・就職先の経営事情、家庭の事情、自然災害の影響
・自分自身の価値観の変化

など、多くの影響を受け、女性キャリアの考え方は時代とともに常に変化し続けています。

ひと昔前は、女性のキャリアの考え方として、結婚したら「専業主婦」になることが一般的でした。けれども今の時代は、経済的な理由もあり「共働き」をする女性が多くみられるようになりました。

働き方においても「在宅ワーク」「副業」「複業」「起業」のように、以前にくらべて選択肢がかなり増えました。女性であっても「役職に就く」という道も得られるようになりました。

環境の変化も早く、電子化、デジタル化、無人化などテクノロジーの進化により、人間を必要としない仕事が増え、今後も「無人化」はどんどん進んでいきます。

また時代背景やとりまく環境だけではなく、私たち自身の「価値観」も多様化したり、年齢や状況の変化に伴い、キャリアに関する考え方は変っていきます。

家庭をもったこと、子どもが生まれたこと、親の介護が必要になったこと、これらによっても女性のキャリアは変化します。

このように、「女性のキャリア」に対する考え方は、「時代背景」や「取り巻く社会環境」、加えて「自分の価値観やその時々の状況」を踏まえた流動的なものなのです。

女性のキャリアの考え方は、時代とともに変化するものであり、自分の価値観や個人の状況も変化していくので、「唯一無二の正解」はなく、通過点として「その時代の一般的な考え方」「その時の自分の考え方」がある、ということです。

女性のキャリア構築における典型的な「4つの型」

女性に限ったことではありませんが、キャリア構築、キャリアデザイン、キャリアプラン、キャリア形成など、言葉は様々ありますが、「女性のキャリアの辿り方」は、いくつかの「型」に分類することができます。

私が最初に目にした「型」は、2002年に発行された『働くひとのためのキャリア・デザイン』という本の中に書かれていた、

「川下り型」
「山登り型」

という、2種類のキャリアの考え方です。

ほとんどの女性が無意識に歩んでいるキャリアが、「川下り型」のキャリアです。

女性に多い「川下り型」のキャリアとは、明確なゴールはなく、配属された仕事、偶然の出会いなど流れに身を任せてキャリアを築いていくパターンです。

一方、夢や目標、なりたい自分が明確な女性が歩むのが、「山登り型」のキャリアです。

山登り型のキャリアを歩む女性には二通りあると思っていて、1つは、無意識に「山登り型」を選択している女性。もう1つは、意識的に「川下り型」を避け、「山登り型」を自ら選んでいる女性。

「川下り型」「山登り型」、この2つの「キャリアの考え方」は、古くからある考え方になります。

そして、近年のキャリアの考え方には、以下のような2つの「型」も新たに出てきました。

マルチ型(乗り換え型)」
「スラッシュ型(複数型)

こちらの2つのキャリアの考え方については、「キャリア選択の4つの型」という別の記事で詳しく述べていますので、近年に見られる「マルチ型」「スラッシュ型」のキャリアについて詳しく知りたい方は、以下をご覧ください。

このように、女性のキャリア構築、キャリアデザイン、キャリアプランの考えは1つではなく、いろんなパターンがあるということです。どのキャリアを選んでも、正解不正解はありません。違いがあるだけです。

また、生涯に1つのキャリアタイプしか選べないわけではなく、その時々でキャリアの「型」を変えることができます。私のキャリアの変化も上記の関連記事でご紹介していますので、興味がある方は読んでみてください。

女性のキャリアの参考になる本「ベスト3」

実際に読んで「キャリア選択」の参考になった本、ぜひ読んでみてほしいと思う本を、3つに絞りました。

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ー 1位 ー
全員に読んでほしい本♪
ー2位ー
自分の資質を知りたい人に♪
ー3位ー
自己理解におすすめ♪

1位:科学的な適職
この本は、2019年に読んだ本なのですが、キャリアコンサルタントとしてとても衝撃を受けた本でした。その理由は、キャリアコンサルタントの養成講座で学んできた多くの理論の根拠が覆される内容だったからです。「最悪の職場に共通する8つの悪」「仕事の幸福度を決める7つの要素」など、今の仕事や職場をセルフ診断できる内容が記載されており、どのような仕事や職場を選ぶと幸福度が高いのかが科学的データをもとに書かれています。女性だけでなく、ぜひキャリアに悩んでいる人全員に読んでみてほしい1冊です。

2位:「向いてる仕事」を見つけよう
この本は、2021年に読んだ本なのですが、もっと昔に読んで今もキャリコンとして愛用している『さあ、才能に目覚めよう』の著者と同じトム・ラス氏が書いた本です。「人の役に立つ資質」という視点から自分の強みを診断することができる内容いなっています。オンライン診断のアクセスコードも付いています。

3位やりたい仕事の見つけ方
この本は2018年に読んだ本なのですが、おすすめのポイントは、自分でできるワークがたくさん載っていることです。毎日1つのワーク×30日間を実施することで「自己理解」が深まる内容になっています。私はこれらのワークをアレンジしてオリジナルのアセスメントツールを作成し、キャリア支援の際に活用しています。ちなみに本の帯には「天職が見つかる」と書かれていますが、私は「天職」などないと思っています。

女性のキャリアの考え方で、大切なこと

最後に、女性のキャリアの考え方において大切なことをまとめておきたいと思います。

・女性のキャリアの考え方は、時代とともに常に変化する
・自分自身の価値観や状況、ライフイベントによっても変化する
・女性の生き方・働き方に優劣はない。自分が望む「生き方/働き方」があるだけ
・女性が「キャリアプラン」を立てるか、立てないかも自由。立てなくてもOK(川下り型)
・誰もが迷ったり、悩んだり、後悔したりしながらキャリアを軌道修正していく
・どんな選択肢があるのかを知ったうえで、自分が納得するキャリアを選択する
・大切なのは、情報収取や他人のアドバイスを得ても、最終的に自分で選択すること

以上、今回は「女性のキャリア」の考え方について書いてみました。

この記事が、女性のキャリアの考えた方を模索している人にとって少しでも参考になればうれしいです。

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