
どちらを選ぶべきか決められず悩んでいます。堂々巡りから抜け出し、答えを出すいい方法はありますか?
今回は、意思決定できずに迷っているときの解決方法をご紹介します。
仕事を辞めるか、辞めないか
結婚するか、しないか
仕事をとるか、家庭をとるか
食べたい、でも痩せたい
このような「二者択一」の悩みは、私たちの人生において尽きることがありません。
キャリアコンサルタントの私も、相談者から
「どちらを選ぶべきか悩み続けているけれど、どうしても自分では決められない」
「決断したいけれど、後悔しない選択をしたい」
というご相談をよく受けます。
今回は、多々ある「意思決定の方法」の中から、二者択一で悩んだときの解決方法をご紹介します。
実際に、公務員を辞めるか、辞めないかで悩んでいた相談者の方をはじめ、多くの相談者に実践し効果があった方法です。どちらを選ぶべきか決められずに悩み続けている人は解決方法の1つとして参考にしてみてください。
どちらを選ぶべきかで悩んでいるときの心理状態とは
何かの選択を迫られ悩んでいるとき、心の中はいったいどういう状態なのか。これを知ることで悩みの解決に1歩近づくことができます。
結論からいうと、心の中で、2人の自分が綱引きをしている状態にあります。
相反する2つが対立している状態なので、一向に意思決定に至らないわけです。
また、このような状態が長く続くほど心が疲弊してしまい、選択することを諦めたり、先延ばしにしたり。悩みが解決していないまま、長い間、心が晴れない状態が続いてしまうため、体調不良など身体にも影響がでてしまいます。
キャリア面談で話をしていると、二者択一の悩みの解決方法わからずに、何年ものあいだ悩み続いている、という人も少なくありません。
この「自分 vs. 自分」のバトルは、「思考」と「感情」が戦っているケースがほとんどです。
具体的には、以下のような感じです。
感情:私の努力を認めてくれない上司に対して、すごくムカつく!もう辞めたい
思考:でも、公務員という恵まれた職を失うのは、もったいないし・・・
感情:だからといって、ムカつく上司と一緒に働くのはもう限界・・・
思考:公務員を辞めて、やりたい仕事に就いたほうが幸せなはず!
感情:とはいえ、この好待遇を捨ててしまうと生活が不安だな・・・
こんな感じです。
感情では、もうイヤ!辞めたい!
理性では、苦労して就いた公務員の職、好待遇を捨てるのはもったいない・・・
感情で行動する子供とは異なり、大人の私たちは「感情」だけで物事を決めることはできません。理性が働き、その選択をするとどうなるかを現実的に考えるため、感情だけでは行動に移せないのです。
これが、二者択一の選択で悩んでいるときの心理状態です。
このように、解決の方法がわからず、いつ終わるか分からないバトルが長く続くと、心身に悪影響であることは想像できると思います。
悩むこと自体は悪いことではありませんが、解決の方法がわからず悩みが長期間続く状態は、健康面からも避けたいところです。
悩み方には、上手な悩み方と下手な悩み方がある
同じ悩み方でも、上手な悩み方と、下手な悩み方があります。
それでは、具体的に解説してみますね。
下手な悩み方・解決方法とは
結論からいうと、悩んでも答えが出ない、解決の糸口が見えない悩み方が、下手な悩み方になります。このような悩み方をした場合、解決する方法が見つかることは、ありません。
例えば、パートナーに対し、「仕事と私と、どちらが大事なの?」と問い詰めたところで、どちらも大事に決まっています。それに答えられない相手や自分に悩んでも、答えは「両方大事なので、どちらか一方を選べない」わけです。
また、「自分ではコントロールできないこと」「自分では変えようがないこと」で悩んむことも、悩み方が下手といえます。どれだけ悩んでも、他人の考え方や行動を変えることは難しいですし、すでに起こってしまった出来事を悔やんでも、過去は変えられませんよね。
なぜ、どうしてばかり考えて悩む
これも、よく見られる下手な悩み方の例で、問題の要因ばかりを考え悩みから一向に抜け出せず、解決に至らない例です。
例えば、「なぜ、あの人はあんな物言いをするのか」「なぜ、こんなことが起きたのか」など、悩んだところで答えが出ないことを考え続けていても、悩みが解決することはないからです。
上手な悩み方・解決方法とは
逆に、上手な悩み方とは、どんな悩み方かというと、「変えられる部分」に意識を向けることです。
例えば、「事実」ではなく、「出来事の捉え方」を変える方法です。
先ほどの例で出てきた「仕事と私とどっちが大事なの?」という女性の悩みの本質は、「仕事を辞めて私とずっと一緒にいてほしい」ということではないはずです。
「自分が大事にされていないと感じている」という、夫や彼への訴えです。
だとしたら、「どちらか一方を選ぶ」という解決方法ではなく、「あの人は仕事ばかりを優先し、私は大事にされていないと感じているのだな」と本質を捉えることで、パートナーと過ごす時間を増やしたり、会話を増やしたり、感謝を行動で示したり、別の解決方法をとることができます。
この「本質を捉える」ということを実行するだけでも、大半の悩みは解決するはずです。
上手な悩み方とは、
・物事の本質に着目する
・過去の出来事は変えられなくても、捉え方を変えてみる
このように、考えることで解決の糸口が見つかる悩み方が、上手な悩み方といえます。
二者択一の考え方を捨てると悩みは一気に解決できる
ここからは、二者択一の選択で悩んだとき、どうしたら解決できるのか。その方法についてご紹介します。
それは、発想を転換することです。
「A」or「B」ではなく、「A」and「B」で考えてみる。
つまり、「一石二鳥」の考え方に変換してみるわけです。
どちらか一方を捨てなければならないから悩むわけなので、両方を得る方法を考えれば、悩みは一気に解決します。
例えば、仕事を辞めるか、辞めないか。仕事を辞めたい理由が、「取得した資格を活かせる仕事に就きたい」だったとします。
これは、キャリアコンサルタントの資格を取った方に多い事例でもあります。「せっかく苦労してキャリアコンサルタントの国家資格を取得したので、キャリア支援の仕事に就きたい、実践を積みたい」と考える方は多いです。
資格を活かして転職、あるいは起業したい一方で、「今の仕事を辞めること」に対しては経済的なリスクや不安があるから悩むわけです。
私はこのような悩みを抱えている人には、リスクなしでトライすることお勧めしています。
具体的には、資格はとっただけでは、仕事にはできませんので、まずは、無償でのサポートや、低額でサービス提供をするなどです。
今の時代は、初心者が自分の経験や知識・スキルを有料で提供できるプラットフォームが多々あります。
今回の記事のまとめ
「二者択一」という呪縛から解き放たれて、「一石二鳥」「どちらもあきらめない」という新たな考え方を取り入れてみましょう、というのが今回のテーマの結論です。
・今の仕事を辞めずに、新しい仕事も始める
・「仕事」も「家庭」も手放さない生き方を選択する
・結婚する前に、まずは週末婚から始めてみる
・食べることを我慢せず、ダイエットできる方法を試す
二者択一の悩みを抱え解決できずにいる人は、このように「両方を得る」方法で問題解決をしてみてはいかがでしょう。選択に悩んだら、「or」ではなく「and」で解決する方法を試してみてくださいね。

