私らしい生き方を手に入れるために起業したいけれど、どんな事業で起業したらいいのか決められない…このように自分に何ができるのかわからず、最初の一歩を踏み出せない人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、あなた一人でも取り組める「起業の種を見つけるワーク」をご介紹します。シンプルな手順に沿って進めることで、あなたの中に眠っているアイデアや可能性を引き出し、具体的な形にしていくプロセスを知ることができます。ぜひ、あなただけの起業アイデアを見つけてみてくださいね。
ステップ 1:あなた自身を知る
起業の種を見つけるには、まず自分のことを知る必要があります。自分の「好きなこと」「得意なこと」「価値観」を明確にすることで、どのような方向に進むべきかが見えてきます。このステップでは、3つのことを書き出し整理することで、あなたの強みや個性を明確にしていきます。
自分のことを深く知ることは、起業だけでなく人生の選択全般に役立ちますので、ぜひ年末年始や休日などの時間を利用して、自分を知るワークにトライしてみてくださいね。
ワーク内容
- 紙を用意し、3つのエリアに分けて以下を書き出してみましょう
- 好きなこと: 自分がやっていて楽しいこと、興味がある分野
- 得意なこと: 他人より上手だと言われたこと、自信があるスキルや経験
- 価値観: 自分が重要にしている事、たとえば人を助けることやクリエイティブな表現
書き出した主な内容の活用方法
書き出した「好きなこと」「得意なこと」「価値観」を客観的に眺めてみることで、あなたの個性や特徴が見えてきます。「好きなこと」と「得意なこと」が重なる部分は、あなたが情熱を持って自然に取り組める分野である可能性が高いです。
また、価値観に沿った選択をすることで、やりがいや満足感を感じられる種を見つけやすくなります。たとえば、「料理が好きで得意」と感じた場合、そのスキルを活かして簡単なレシピ動画を作ることが起業のアイデアになるかもしれません。書き出した内容をじっくり眺めながら、自分の未来にワクワクするような方向性を見つけてみましょう。
ステップ 2:周囲のニーズを知る
次に、自分だけでなく周囲に目を向けてみましょう。世の中の人々がどのようなことで困っているのか、どんな課題を抱えているのかを知ることで、あなたが提供できる価値が見えてきます。このステップでは、日常生活の中で見つかる小さな問題や改善したいことをリストアップし、それに対して自分のスキルや得意なことを活かせる方法を考えます。周囲のニーズと自分の強みを結びつけることで新しいアイデアがどんどん生まれるはずです。
ワーク内容
- 問題発見リスト作成
- 家族や友人、職場の同僚が困っていそうなことを書き出します
- 自分の周りで「もっとこうなったらいいのに」と思うことを考えます
- 課題×自分のスキルのマッチング
- 書き出した問題に、自分のスキルや得意なことをどう活かせるかを考え、横に具体案を記入します
書き出した主な内容の活用方法
このプロセスでは、自分が周囲の人にとってどんな役割を果たせるかを考えることで、社会に貢献するビジネスの方向性が見えてきます。リストアップした周囲の問題やニーズを、自分のスキルや得意なことと組み合わせることで、役立つ商品やサービスのヒントが得られます。
この時、「小さな困りごと」に注目するのがポイントです。例えば、「友人が毎日の料理に悩んでいる」と気づいたら、時短レシピの共有や料理のオンライン講座など、あなたならではの解決方法を考えみましょう。

ステップ 3:アイデアを発展させる
ここまでで得たアイデアをさらに具体的な形にしていきます。好きなことや得意なこと、周囲のニーズが交わるポイントを見つけ、それを基にビジネスアイデアを膨らませていきましょう。
この段階では、5W1H(誰に、何を、いつ、どこで、なぜ、どうやって)というフレームワークを使いながら、アイデアを練り上げていきます。具体的な内容が見えてくると行動するイメージもつかみやすくなり、自信を持って進めるようになります。
ワーク内容
- クロス分析シート作成
- 縦軸: 「自分の好き・得意・価値観」
- 横軸: 「周囲のニーズや問題」
- クロスする部分に具体的なビジネス案を埋めていきます
- 5W1Hで具体化
- 書き出したアイデアをこれらの質問で深推りします。
- Who: 誰に提供する?
- What: どんなサービス/商品?
- When: どのタイミングで?
- Where: どこで利用する?
- Why: なぜその人が必要?
- How: どうやって提供する?
- 書き出したアイデアをこれらの質問で深推りします。
書き出した主な内容の活用方法
クロス分析や5W1Hを使って具体的なアイデアを深めることで、「ビジネス・コンセプト」がはっきりしてきます。「誰に提供するのか(Who)」や「なぜその人に必要なのか(Why)」を考えることで、ターゲットやニーズが明確になります。
また、「どのタイミングで(When)」や「どのように提供するのか(How)」といった点を詰めることで、実現可能な計画に近づきます。アイデアが明確になるほど自信が持てるので、楽しみながら未来のビジョンを具体化してみてください。
ステップ 4:実行可能性をチェック
最後に、あなたが考えたアイデアが現実的に実行できるかどうかを確認してみましょう。どんなに素晴らしいアイデアでも、必要なリソースや計画が整っていないと前に進むことができません。このステップでは、必要な資金やツール、時間をリストアップし、小さな行動計画を立てていきます。最初の一歩をスモールスタートで踏み出すことで、無理なく着実に前進できます。夢の実現に向けて自分にできることから始めてみましょう!
ワーク内容
- リソースチェックリスト
- 必要なもの(資金、時間、ツール)を書き出し、自分が持っているものに○をつけます
- スモールスタート計画
- 「最初にやるべき最小のアクション」を一つ考え、期限を設定します
例: SNSアカウントを作成して情報発信を開始する
- 「最初にやるべき最小のアクション」を一つ考え、期限を設定します
書き出した主な内容の活用方法
考えたアイデアを実行に移すためには、まずは具体的なステップに分解することが重要です。大きな夢や目標があったとしても、最初は小さく始めることでリスクを抑えながら進められます。たとえば、「SNSアカウントを作成してアイデアを発信する」など、今すぐできる行動を一つ決めてみましょう。
また、必要なリソースをリスト化し、現状で準備できることを一つずつ進めることで着実に前に進めます。一歩ずつ取り組むことで、気づけば大きな目標に近づいているはずです。
以上、いかがでしたか?
今回は「一人でできる!起業の種を見つけるワーク」についてご紹介しました。
起業のアイデアを見つけるのに特別な才能は必要ありません。一人でできるワークを通じて、自分の「好きなこと」「得意なこと」「価値観」を整理し、それを周囲のニーズと結びつけることで、新しい可能性が見えてきます。
大切なのは、完璧なアイデアを求めすぎず、まずは小さく始めることです。最初から大きな成果を求めるのではなく、日々の小さな行動を積み重ねていくことで、自然と成功への道が開けてきます。
どんな小さな一歩でも、踏み出すことで新たな気づきやチャンスが生まれます。自分の可能性を信じて、起業の種を育てる旅を楽しんでみてください。
また、すべてのワークを一気に1日でやる必要はありませんので、自分のペースで1つずつ、取り組んでみてくださいね。
あなたの挑戦を心から応援しています!