会社に所属しながら“自由でいる”を保つ新しい働き方

起業や転職するのはリスクもあるし、会社員としての安定は大切にしたいけれど、一方で「会社に縛られず、もっと自分らしく自由に働きたい」「会社から与えられた業務をこなすだけではモチベーションが保てない」という人もいるのではないでしょうか。

会社員としての働き方は安定はしていても、自分がやりたいことをやらせてもらえるわけではないですし、自分の意思に反して望まない部署へ異動させられたり、本当はやりたくない仕事や役目を担わされることもありますよね。

特に女性は結婚、出産、育児といった大きな転機を迎えるたびに組織のルールと個人の希望の間で板挟みになり、自分の思い通りにならない場面が増えてきます。

ということで今回は、女性の働き方に対する考え方をアップデートするためのヒントをご紹介します。キャリアの選択肢は、「会社を辞めて自由になる」か「我慢して組織に残る」かの二択だけではありません。

これからは、組織に所属しているという安定感を得ながら、心は常に「自由でいること」を目指すのがオススメです。これは、組織に依存せず、あなたの意思で働き方をコントロールし、組織の中で強いられる「窮屈感」から心を開放できる考え方でもあります。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

「自由でいる」とは?新しい組織と個人の関係性の定義

「所属しながら自由でいる」とは、具体的にどのような状態を指すのか。この新しい働き方を始める前に「自由」の定義を明確にしておきたいと思います。

多くの人が「自由」と聞くと「会社を辞めて、時間や場所に縛られずに働くこと」をイメージするかもしれませんが、ここで定義するのは、退職を前提としない会社員だからこそ実現できる新しい自由です。

私たちが目指す「自由でいる」状態は、「自分の意思で選択する権利」と「あなたの『自分の価値』」を組織の中で手放さないことです。組織のルールや慣習に盲目的に従うのではなく、常に「YES」か「NO」を自分で判断し、行動できる主体性を持つということ。

この新しい組織と個人の関係性においては、会社は人生を捧げる「絶対的な場所」ではなく「あなたのスキルと時間を提供する対等なパートナー」に変わります。そうすれば、会社はあなたのキャリアや成長を実現するための土台、利用するステージとして捉えることができます。

この関係性にシフトできれば、束縛間や窮屈感から解放されます。急な家族の事情やライフイベントが発生しても、会社に遠慮したり、過度に我慢したりする必要がなくなるからです。組織の安定というメリットを享受しながら個人の価値観やペースを最優先できる。これは長く充実したキャリアを継続させるための秘訣になります。

まず見直すべき!“自由”を奪う会社員マインドからの脱却

会社に所属しながら「自由でいる」状態を目指すには、まず私たちの頭の中にある「会社員マインド」をリセットする必要があります。気がつかないうちに身についてしまった組織への依存的な考え方が、あなたの自由を奪う要因になっているからです。ここでは、「自由でいる」のを妨げる、見直すべき3つのマインドセットについて解説します。

1. 自分の価値を「役職」や「会社名」に求めない

あなたの価値は、名刺に書かれた会社名や役職では決まりません。会社の看板を外したとき自分には何ができるのか、どんなスキルや実績があるのか、ここに目を向けてみてください。会社に依存するのではなく、自分自身が持つ「個人の価値」を認識することで、組織から心理的に自立することができます。もし明日、会社を辞めたとしてもやっていけるという自信こそが、組織の中で窮屈さを感じずにいるための最大の自由を生み出す土台になります。

2. 「完璧主義」を手放し、割り切る勇気を持つ

会社での役割に対してすべてを完璧にこなそうとするとあなたの時間やエネルギーはあっという間に尽きてしまいます。特に責任感の強い人ほど「依頼された仕事は全てやりきらなければ」と考えがちです。けれど、会社の中にはあなたの「自分の価値」に直結しない仕事も多いもの。全てに100%を注ぐのではなく、自分の成長につながる仕事は100%、ルーティンや雑務は80%でOKと割り切る勇気を持ってみると良いです。

3. 「時間=評価」という古い考えを捨てる

一部の会社には未だに古い習慣が残っていますが、今は、長時間会社にいることや、誰よりも遅くまで残ることが「頑張っている証拠」として評価される時代ではなくなりました。大切なのは、あなたがどんな「成果」を生み出したかです。「時間」ではなく「成果」で自分を評価してみてください。定時内に最大限の価値を生み出し、自分のための時間を確保することが、自由でいるための賢い働き方です。

【実践編】会社に所属しながら「自由でいる」ための5つの行動戦略

マインドセットが変わったら、次は具体的な行動が大切です。ここでは、会社に依存せず常にあなたが主導権を握るために今日からできる5つの実践的な戦略を紹介します。

戦略 1:働き方を「カスタマイズ」する交渉術を持つ

会社側が提示する業務やルールにただ従うのではなく、あなたの働き方を会社と「交渉」し、カスタマイズする意識を持ってみてください。リモートワークや時短、フレックス制度などを利用する場合、これらを「権利」として求めるのではなく「最大の成果を出すための最適な手段」として提案してみるとよいです。あなたの「自分の価値」と、会社への貢献度を明確に示すことで組織側も柔軟な対応を検討しやすくなります。対等なパートナーとして対話することがポイントです。

戦略 2:組織の外に「価値」を発揮する場を準備する

心理的・経済的な依存から脱却するためには組織の外にもあなたの「居場所」や「収入源」を持つことが非常に有効です。副業の許可を得て小さなビジネスを始めるプロボノでスキルを提供する、あるいは趣味のコミュニティで専門知識を活かすなど組織以外で自分の価値が通用する実績を積んでみてください。会社という一つの軸が不安定になっても他に複数の軸があれば心はいつでも自由でいられるはずです。

戦略 3:仕事の「デッドライン」を自分で決める

仕事の優先順位やスケジュールは、他人の期待値ではなく、自分の生産性とキャパシティに基づいてコントロールしてみましょう。全ての依頼を快諾するのではなく、自分の時間と健康を守るためのバウンダリー(境界線)を明確に設定し、周囲に伝えてみるとよいです。たとえば「この案件は明日17時までに対応します」と自分でデッドラインを宣言することで仕事に追われる状態から脱却できます。

戦略 4:組織貢献度よりも「自己成長度」を優先する

今の仕事が「誰かのサポート」や「組織の維持」のために必要だとしても、それがあなたのスキルアップやキャリア構築に繋がっているかを常に評価してみてください。成長に繋がらない単純作業やルーティンは可能な限り効率化するか、最小限に抑える勇気を持ってみるとよいです。あなたの「自分の価値」を高めることを最優先にする選択こそが、将来にわたって自由でいるための投資になります。

戦略 5:「休み方」もプロデュースする

仕事と同じくらい休むことにも意識を向けてみてください。有給休暇は、義務で取るものではなく自分の心身の充実と、個人の活動のために計画的に使う「自由な時間」です。あらかじめ年間の休暇計画を立ててしまうなど積極的に「休み方」を自己プロデュースすることで、仕事とプライベートのバランスをしっかりと保てます。心身の充実こそが組織の中で「自由でいる」ためのエネルギー源になります。

会社はあなたの成長のステージ。主体的にデザインしよう

さて、ここまで「会社に所属しながら“自由でいる”を保つ新しい働き方」について、マインドセットから具体的な行動戦略までを紹介してきました。

最後に、この記事で一番伝えたかったことを改めてお伝えしたいと思います。

私たちが目指す「自由」とは、会社を辞めて遠くへ行くことではなく、組織という安定した土台の上に立ちながら、「自分の意思で選択できる」という状態を確保することです。会社に依存するのではなく、あなたの「自分の価値」を最大限に活かすためのステージとして主体的に組織を利用してみてください。

会社員という働き方は安定した環境で自己成長と自己実現という「自由」を追求できる最高の環境です。あなたが主導権を握り自分のキャリアや人生をデザインする時代が来ています。

大きな変化を起こす必要はありません。まずは「会社に縛られている」と感じていた思考を少し手放し、自身が大切にしたい「自分の価値」を優先する小さな行動を一つ選んでみてください。

あなたのキャリアも人生も、すべてあなた自身がデザインできます。新しい組織との関係性を築き、最高に充実した「自由」を手に入れてくださいね。

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